セール情報の登録と適用
Rakuboでは、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンといったセールイベントに合わせて、商品価格や表示を一括で管理・更新する機能をご用意しています。このガイドでは、セールの定義から商品への適用方法、そして楽天スーパーSALEサーチ申請用CSVのエクスポート手順までを詳しくご案内します。
セール設定の全体的な流れ
セール設定は、主に以下のステップで進めていきます。
- セールの定義: データシートで、実施するセール情報(期間、割引ルール、表示用タイトルなど)を登録します。
- 対象商品の紐付け: 定義したセールに、対象となる商品や商品グループをデータシート上で紐付けます。
- セール情報の適用: 「商品情報一括更新」機能を使い、紐付けた商品の価格や商品名(プレフィックス付与など)を実際に店舗に反映させます。
- (楽天限定) スーパーSALEサーチ申請用CSVエクスポート: 必要に応じて、楽天スーパーSALEのサーチ申請に必要なCSVファイルを出力します。
Step 1: データシートでセール情報を定義する
はじめに、実施するセール自体の情報をRakuboに登録します。この作業は「データシート」機能の「セール」テーブルで行います。
- サイドメニューから「データシート」>「セール」に進みます。
- 新しいセールを登録するか、既存のセール情報を編集します。
- 以下の主要な項目を設定してください:
- 名前 (name): Rakubo内部で管理するためのセール名です(例:「2024年12月楽天スーパーSALE」)。
- タイトル (title): 特集ページなどでセールバッジとして表示される可能性のある短いタイトルです(例:「楽天スーパーSALE」)。
- 見出し (heading): 特集ページ内でセールセクションの見出しとして使用されます。
- 商品名プレフィックス (productNamePrefix): セール適用時に商品名の先頭に自動で付与される文字列です(例:「【SALE】」)。
- 商品キャッチコピープレフィックス (productCatchPrefix): セール適用時にキャッチコピーの先頭に自動で付与される文字列です。
- セール割引率 (saleDiscountRate): このセール全体に適用する基本の割引率(%)です。個別の商品設定で上書きすることも可能です。
- 割引・価格の適用ルール:
useProductGroupDiscountRate
(商品グループ割引率を使用): 商品グループに設定された割引率を優先するかどうかを指定します。useProductSalePrice
(商品セール価格を使用): 商品マスタに直接設定されたセール価格 (salePrice
) を優先するかどうかを指定します。useProductDiscountRateA
/B
(商品割引率A/Bを使用): 商品マスタに設定された割引率AやBを考慮に入れるかどうかを指定します。salePricePriority
(セール価格優先度): 上記の各価格・割引設定のうち、どれを最終的なセール価格として採用するかの優先順位ロジックを選択します。(例:HIGHEST_RATE
= 最も割引率が高くなる設定を適用)
- 開始日 (startDate) / 終了日 (endDate): セールの有効期間を設定します。
- 有効 (isActive): このセール設定を有効にするかどうかを選択します。
(データシートのセール編集画面のキャプチャ入ります)
Step 2: セールに対象商品・商品グループを紐付ける
セール情報を定義したら、次にそのセールをどの商品に適用するかを関連付けます。この操作もデータシートで行います。
- 方法1: 「セール」ビューから:
- 「データシート」>「セール」ビューで、対象としたいセール行を選択します。
- 「商品」または「商品グループ」のリンク列(例:「[3件]」のような表示)をクリックします。
- 表示されたウィンドウで、このセールに紐付けたい商品や商品グループを選択し、関連付けを実行します。
- 方法2: 「商品」ビューから:
- 「データシート」>「商品」ビューで、セールに追加したい商品行を選択します。
- 「セール」のリンク列をクリックし、関連付けたいセールを選択します。
- 方法3: 「商品グループ」ビューから:
- 「データシート」>「商品グループ」ビューで、セールに追加したい商品グループ行を選択します。
- 「セール」のリンク列をクリックし、関連付けたいセールを選択します。(選択すると、そのグループに属するすべての商品がセール対象となります)
(データシートでセールと商品を紐付ける操作のキャプチャ入ります)
Step 3: 「商品情報一括更新」でセール情報を適用する
セールの定義と商品・グループの紐付けが完了しても、この段階ではまだ実際の店舗上の商品の価格や商品名は変更されていません。 変更を店舗に反映させるためには、「商品情報一括更新」機能を使う必要があります。
- サイドメニューから「商品情報一括更新」>「楽天店舗」 (または対象の店舗) に進みます。
- 対象商品を選択:
- 左メニューの**「セールで検索」** を利用して、Step 2で紐付けたセールを選択し、対象商品を効率的に絞り込みます。
- または、他の検索方法(商品グループでの絞り込み、条件指定検索など)で対象商品を表示させます。
- 表示されたリストから、セール情報を適用したい商品のチェックボックスをオンにします。
- 対象フィールドを選択:
- 左メニューの「対象フィールド」セクションで、更新したい項目を選択してください。
- セール価格を反映させたい場合は、「販売価格 (
price
)」や「SKU販売価格 (variant.price
)」などを選択します。(salePricePriority
の設定に基づいてRakuboが計算したセール価格が、選択された価格フィールドに適用されます) - プレフィックス(例: 【SALE】)を付与したい場合は、「商品名 (
name
)」や「キャッチコピー (catchPhrase
)」を選択します。
- セール価格を反映させたい場合は、「販売価格 (
- 左メニューの「対象フィールド」セクションで、更新したい項目を選択してください。
- 処理内容を選択: 通常は「更新のみ」または「更新+追加」を選択します。
- オプションを確認: 必要に応じて、その他のオプションを設定します。
- 「アップデート」ボタンをクリックして、一括更新を実行します。
商品情報一括更新ガイド 商品情報一括更新機能の詳しい使い方については、こちらのガイドをご覧ください。
(楽天限定) 楽天スーパーSALEサーチ申請用CSVエクスポート
楽天スーパーSALEでは、セール対象商品を「サーチ対象」として楽天側に申請する必要があります。Rakuboには、この申請に必要な特定のフォーマットに準拠したCSVファイルを出力する専用機能が用意されています。
- サイドメニューから「セール」>「楽天セールサーチ」に進みます。
- 以下の項目を選択・設定してください:
- セールページ: 関連するセールページを選択します。(選択すると、紐づくセールが自動的に絞り込まれます)
- セール: CSVを出力したい対象のセールを選択します。
- 対象店舗: 申請対象となる楽天の店舗を選択します。
- 対象ページ: CSVファイルに含める商品の基準を選択します。
- 元ページ限定: 商品マスタの「楽天ID (
idRakuten
)」に設定されている商品を対象とします。- コピーページ無し限定: 上記「元ページ」のうち、「楽天コピーページID (
idRakutenCopy
)」が設定されていない商品のみを対象とします。 - コピーページ有り限定: 上記「元ページ」のうち、「楽天コピーページID (
idRakutenCopy
)」が設定されている商品のみを対象とします。
- コピーページ無し限定: 上記「元ページ」のうち、「楽天コピーページID (
- コピーページ: 商品マスタの「楽天コピーページID (
idRakutenCopy
)」に設定されている商品を対象とします。この場合、CSVの申請商品管理番号列にはコピーページIDが、コピー元商品管理番号列には元の楽天ID (idRakuten
) が出力されます。
- 元ページ限定: 商品マスタの「楽天ID (
- オプション: 「販売中」ステータスではない商品をスキップするかどうかを選択します。
- 出力CSVのフォーマット: CSVファイルのヘッダー行(通常は1列目と2列目)を楽天の指定に合わせて編集できます。(通常はデフォルトの「申請するページの商品管理番号」「コピー元商品管理番号」のままで問題ありません)
(セール > 楽天セールサーチ 画面のキャプチャ入ります)
- すべての設定が完了したら、「楽天スーパーセール申請用CSV エクスポート」ボタンをクリックします。
- 選択された条件に基づいてCSVファイルが生成され、ダウンロード用のリンクが表示されます。
- ダウンロードしたCSVファイルを、楽天RMSなど指定された方法でアップロードし、申請を行ってください。
これで、Rakuboでのセール設定から適用、そして楽天への申請準備までの一連の流れのご案内は完了です。